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真葛香山 と 深川製磁 (1)

真葛焼についていろいろな本を読みますが、洋書の文献がとても参考になったりします。

以前のブログでも、京都時代と解説されている香山の作品が載っている古い洋書をご紹介しました。

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日本の文献や資料では確認できなかったことが、洋書の文献で確認できることがあるのです。

最近読んだ洋書に、僕が今まで知らなかったことが解説されていましたので、ブログに残したいと思います。

それは、「深川製磁を設立した深川忠次が、真葛香山の弟子だった」ということです。

もしこれが事実なら、今でも脈々と続いている深川製磁のルーツは宮川香山ということになるのです!

深川製磁のマークは富士に流水。

みなさんも一度はご覧になったことがあると思います。

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最近では藤原紀香さんの結婚式で引出物に使われたことでも有名ですね。

それでは早速、文献を見てみましょう。
( 「Imari, Satsuma and Other Japanese Export Ceramics」 Nancy N. Schiffer 著)

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裏表紙に、鳥の置物が写っています。

これを見て、「あ!真葛焼が載っている」と思い購入しました。

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実はこの真葛焼の鳥の置物が載っているページにその解説は書かれていました。

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本当はこのブログを見てくださっているjackさんや桑原さん、鈴木さんに訳して頂きたいところですが(笑)、がんばって訳してみますと、、、

「磁器製の鳥の置物、2点です。

一羽は瓦に、もう一羽は枝の上にとまっています。

これらは日本で最も有名な工房作家、真葛香山により制作されたものです。

深川忠次は香山に師事し、そしてそのことが忠次が作陶ビジネスを歩む後押しになりました。」

「香蘭社を経営していた深川一族の一人深川忠次は、陶磁器のデザインについて、日本で最も有名な工房作家 真葛香山と研究を行っていました。

そして、忠次は外国市場に販売を広げたいと考えるようになりました。

それゆえ、忠次は1894年に深川製磁を設立したのです。

そして彼は、西洋の市場を知るため、ヨーロッパの陶磁器を研究しました。

深川製磁は深川忠次の子孫により、今日でも続いているのです。」

つまり、忠次は香山にデザインなどを学び、香山と接している中で、海外に市場を拡大したいと一念発起し深川製磁を設立した、という言うのです。

いやあ、やっぱり香山はすごいんです!

明日は深川製磁と真葛焼のデザインに実際に触れながら引き続き、両者の関係を検証していきたいと思います。

今日もブログを見て頂いてありがとうございました。


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蓼純(たでじゅん)

makuzu様のブログ、毎日楽しみに見させていただいています。
2008.08.08にmakuzu様から、真葛香山の虫明焼作品が見たいとリクエストがありましたので、早速(?)私のホームページに写真を載せてみました。
HP・「蓼純のCollection/虫明焼の栞」をご覧になってください。
それでは、またお邪魔させていただきます。

by 蓼純(たでじゅん) (2008-09-27 10:36) 

makuzu

蓼純さま、リクエストに答えて頂き本当にありがとうございました!
岡山に行って、香山の制作した虫明焼がいかに少ないかを実感していましたので、完品の香山作の虫明焼が見れるのを本当にうれしく思います。
薄作りで、とても洗練されたやきものですね。
このコメントを書き終えましたら、また蓼純さんのホームページにもどって、さらにゆっくり、じっくりと鑑賞させていただきたいと思います!

僕は、虫明焼の歴史や伝統を、蓼純さんのホームページがきっかけでいろいろと知ることができました。

虫明焼という文化が、後世まで語り継がれるよう、今後も蓼純さんのホームページに期待しております。

本当にありがとうございました。
by makuzu (2008-09-27 11:53) 

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