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宮川香山(初代真葛香山) 最後の作品 

晩年は、日本的で風雅な作品を好んで制作した初代香山。

軽微な腎臓病から、尿毒症を併発してしまい享年75でこの世を去ります。

初代、香山が最後に作った作品はどんな作品だったのでしょうか?

下の資料にその答えがあります。

zessaku.jpg

「絶作は今年四月、上野公園に開催せる、日本美術協会展覧会に出品したる直径一尺三寸、唐草模様の赤絵皿なり」と書かれています。

赤絵は、京焼で初めて本格的な磁器作品を制作した奥田穎川の初期作品「呉須赤絵写し」に見られる作風です。

この奥田穎川の弟子が青木木米です。

香山は、横浜に来る前、京都で「木米の後継者に」と言われていたことがあります。

京都から、虫明、そして横浜へと製作の場所を移し、高浮き彫りや釉下彩作品で、その名を世界に轟かせた初代香山。

その香山が、最後に製作した作品は、奥田穎川から青木木米へと脈々と繋がる京焼を象徴する作品だったのです。

仁清、乾山、穎川と偉大な京焼の先人たちの伝統と精神を見事継承し、最後は京焼の陶工として息をひきとったのだと思います。



今日もブログを見て頂きありがとうございました。

真葛 博士 (マクズ ヒロシ)
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