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中部地区の方に朗報です!(宮川香山 真葛焼)

皆さん、こんにちは。

中部地区の方に、宮川香山の超絶技巧作品を見ることができる企画展の情報です。



「 世界に挑んだ明治の美 宮川香山とアール・ヌーヴォー 」 展 


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ヤマザキマザック美術館 にて

2015年4月25日(土)~2015年8月30日(日)まで

「幕末から明治にかけての激動の時代、日本古来の伝統工芸技術を身につけた職人たちは、急激な西洋化の波にさらされ、大きな岐路に立たされました。明治政府は工芸を輸出産業と位置付け、積極的に輸出を奨励したのです。職人たちは奮い立ち、入魂の作品をもって世界に挑んでいきました。初代宮川香山(1842-1916)もそのひとりです。神業と賞賛される高度な装飾技術によって、世界の美術愛好家らを驚嘆させた宮川香山の高浮彫の作品は、世界各地で数々の受賞に輝きました。

本展は超絶技巧と称賛された香山の高浮彫の数々やエミール・ガレ、ルネ・ラリックらの作品を紹介します。また、アール・ヌーヴォーの作家たちに多大な影響を与えたといわれるルネサンス期のフランス人陶芸家パリッシーの皿を写した19世紀の復刻版パリッシー・ウェアを展示します。

激動の時代を生きた明治の職人達が手業に込めた強い意気込み、又、それに触発され、少なからず影響を受けたアール・ヌーヴォーの作家達との競演を、是非この機会に是非ご堪能下さい。」以上ヤマザキマザック美術館H.P.より → http://www.mazak-art.com/cgi-bin/museum/infoeditor/info.cgi?action=data_list&mode=schedule




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企画展チラシ



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企画展チラシ





今回のヤマザキマザック美術館の企画展では、東京国立博物館が収蔵している重要文化財の渡り蟹作品も展示が行われます。

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重要文化財指定 初代宮川香山作 東京国立博物館蔵



そして眞葛ミュージアムからも、35点以上の作品等が貸し出されます。

初代宮川香山の遺作である「琅玕釉(ロウカンユウ) 蟹付花瓶」も貸し出される予定です!



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遺作 初代宮川香山作 「琅玕釉 蟹付花瓶」 個人蔵 眞葛ミュージアム保管



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遺作 初代宮川香山作 「琅玕釉 蟹付花瓶」 個人蔵 眞葛ミュージアム保管


(この作品の詳細については、過去のブログ「新発見 遺作の蟹細工花瓶」をご覧ください。→
http://kozan.blog.so-net.ne.jp/2009-04-09 )



「世界に挑んだ明治の美 宮川香山とアール・ヌーヴォー」展、中部地区の方に是非お勧めの企画展です。




今日もブログを見て頂き、有難うございました。

眞葛 博士

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企業と地域の文化財

皆さん、こんばんは。

依頼を受け、新聞に寄稿させて頂きました。地元企業による地域の文化財を守るための活動が波及的に広がることを願っています。



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『神奈川新聞』 2015(平成27)年4月24日付



 近年イタリアでは、企業の寄付で文化財の保全を行う傾向が強くみられる。2010年、革製品ブランド「トッズ」はローマの遺跡「コロッセオ」の修復費用として2500万ユーロ(約32億円)を負担すると表明した。これに続き、2013年にはファッションブランド「フェンディ」が「トレビの泉」の修復費用として218万ユーロ(約2億8000万円)を、さらに2014年には宝飾品ブランド「ブルガリ」も「スペイン広場」の階段の修復費用として150万ユーロ(約1億9000万円)を寄付することを表明した。このような傾向は、イタリア政府や自治体が財政難のため文化財を保全するための充分な財源を確保できないという事情もあるようだ。

 私は、今後日本においても、地域の文化財を守るため地元企業の協力が益々必要になると考えている。文化財保護行政において「文化財」として保護される対象が近・現代のものにまで拡大される一方で、少子高齢化や人口減による税収の減少も危惧されており、行政の財源だけでは地域の文化財を守ることがより難しくなると想定されるからだ。

 ここで弊社の取り組みについて紹介したい。弊社は50年程前から横浜市中区で洋菓子店「モンテローザ」を営み、「横浜三塔物語 スティックケーキ」や「勝サブレ」など、歴史にちなんだ観光土産菓子を製造、販売している。三代目の私は、ガス事業発祥の地にある横浜市立本町小学校出身で、幼い頃より横浜の歴史・文化を誇りに感じていた。弊社では、社会貢献活動として、地域の文化財を守る活動を積極的に行っているが、その代表的なものが、明治期に横浜で製作され、今では「幻のやきもの」と評される眞葛焼を常設展示する「宮川香山 眞葛ミュージアム」の運営である。また、遺構の保存活動も行っている。2013年7月、横浜市立本町小学校で地中から明治後期の横浜市瓦斯局時代に築造されたと考えられるガスタンクの煉瓦基礎遺構が出土した。横浜市教育委員会は、この近代の地下遺構を「埋蔵文化財」として扱い調査を行ったが、校舎の増築のため、残念ながら遺構は解体されることになった。わが社では、何とかこの貴重な遺構を残すことができないかと、遺構の一部を横浜都市発展記念館の中庭に移設し展示・保存することを提案し、そのための費用を全額寄付することを申し入れた。結果、同年12月に弊社からの寄付で遺構の一部の移設保存が実現したのである。(詳細は→ http://hamablo.exblog.jp/21547627/ )

 さらに、2014年に横浜市歴史博物館で開催された「佐久間象山・書道展」への協賛など、博物館・美術館の主催するイベントへの協力や、公益社団法人横浜歴史資産調査会への寄付も継続して行っている。
 
 弊社がこのような活動を行うようになったきっかけは、2008年に「横浜開港資料館」が渡辺戊申株式会社の寄付で“横浜を写したもっとも古い写真”を購入したというニュースに触れ、深い感銘と刺激を受けたからである。このような流れが、波及的に地域の企業に広がれば理想だと思う。
 
 しかし、二つの問題もある。企業は株主等のステークホルダー(利害関係者)の理解を得る必要があるという点と、遺跡の修復などを1社の企業の寄付だけで行うというのは「文化財の商業利用だ」との批判を招く可能性があるという点である。地域の文化財は、行政や住民のみならず、地域の企業も積極的に関わり、地域全体で守り伝えていくべきではないだろうか。地域の文化財を守るため、多くの企業が参画できる仕組みづくりが必要とされている。


株式会社三陽物産 代表取締役社長
宮川香山 眞葛ミュージアム 館長
山本 博士






今日もブログを見て頂き、有難うございました。
眞葛 博士


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