So-net無料ブログ作成

宮川香山 高浮彫り作品の「鑑定箱」

皆さん、おはようございます。

今日は高浮彫の「鑑定箱」について、書かせて頂きたいと思います。


B-13_2.jpg
初代宮川香山作 個人蔵 宮川香山眞葛ミュージアム保管



桜と鳩が、細工により美しく表現されている作品です。



B-13_5.jpg
(部分)




このような通称「高浮彫り」と呼ばれている作風の作品は、主に輸出向けに製造されていたため、木箱(共箱)に入れて出荷されることはほとんどなかったようです。

輸出向けの作品を梱包する写真が、神奈川県立歴史博物館などにも収蔵されていますが、ワラのようなものでぐるぐる巻きにして、梱包している姿が写されています。

また、私自身数多くの作品を里帰りさせてきましたが、これまで海外で発見した「高浮彫り」で共箱を伴っていたものは一点もありませんでした。



先日、こんな木箱を入手しました。



DSC01773.jpg



表には「花瓶」と書かれています。

裏を見てみますと、、、




DSC01772.jpg





二代香山の筆跡で「眞葛窯  桜に鳩の細工 明治十五六年頃ニ之造  香山鑑」と書かれています。

これは、二代香山が、文字通り「この作品は眞葛窯で明治15、6年頃に製作した桜に鳩の細工の花瓶です」と鑑定をした箱なのです。

きっと共箱が付いていなかった高浮彫りの作品を入手した人が、本物かどうかを確かめるため、二代香山に鑑定を依頼したのでしょう。

高浮彫り作品を二代香山が鑑定した箱を見たのは初めてで、とても珍しいものだと思います。

今日は、二代香山による高浮彫作品の鑑定箱をご紹介しました。



今日もブログを見て頂き、有難うございました。

眞葛 博士





p.s. 昨日11月7日は、赤レンガ倉庫で「横浜ヒストリックカーデイ」が開催されました。

私の会社も、古いのもを大切に次の世代へと受け継ぐという考えに共鳴し、協賛をさせて頂きました。

IMG_1664.JPG
http://yhcd.jimdo.com/ 



主催者は、売り上げの一部が「横浜の歴史を生かしたまちづくり」に寄付される弊社の「陸蒸気サブレ」を参加者全員へのお土産に活用して下さり、参加者の中には早速このような形でディスプレイしている方もいらっしゃいました(笑)

DSC01734.jpg

DSC01727.jpg



それにしても約170台のヒストリックカーが集まると圧巻で、横浜のまちにも、とてもマッチしていました。


DSC01755.jpg


DSC01706.jpg


DSC01745.jpg


DSC01744.jpg



当日は、「古いくるまの絵を描こう」というイベントが開催され、小さなお子さんたちも熱心にヒストリックカーを描いていました。


DSC01739.jpg


こうしてみると、古い車というのは、どことなく人間味があって愛らしく、子どもたちと語りあっているようにも見えますね。


DSC01731.jpg


とても素晴らしいイベントでした。

子どもたちの描いた絵はコチラ → http://oekaki.yhcd.yokohama/home/works/













nice!(4)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

宮川香山 1900年パリ万国博覧会 出品写真より

皆さんおはようございます。

今日は大阪の関先生からご教示頂いた資料をご紹介したいと思います。

1900(明治33)年、パリ万国博覧会が開催されました。

『臨時博覧会事務局報告』に、「陶磁器出品ハ一般ニ好評ニシテ、就中最モ世評ヲ博シタルハ宮川香山ノ出品ナリトス」とあるように、高い評価を受けました。

これまで以前にブログで紹介した巨大な作品( http://kozan.blog.so-net.ne.jp/2008-07-06-1 )の写真しか確認できていませんでしたが、今回関先生より、『美術画報 臨時増刊 巴里博覧会出品組合製作品』という文献をご教示頂き、別の作品も確認することができました。

その一部をご紹介しますと、、


DSC01785.JPG


この写真の作品は、全て眞葛窯からのパリ万博への出品作です。


おや、、、。何だか見覚えのある作品が写っているではないですか!


DSC01786.JPG


この作品、以前京都の古美術店で見つけ購入した作品に酷似していたのです。


F-16_1.jpg
初代宮川香山作 個人蔵 宮川香山 眞葛ミュージアム保管


まさか、パリ万国博覧会に出品された作品そのものということはないでしょうから、恐らく、出品作を製作したのと同時期に作られた作品と思われます。

非常に興味深い発見でした。

関先生、貴重な資料をご教示頂き本当に有難うございました。改めて心より感謝致します。



今日もブログを見て頂き、有難うございました。

眞葛 博士







P.S.  本業のプロジェクトが一つ、ひと段落しました。

横浜市立大学と神奈川県、さらに横濱三塔協議会とコラボしたスイーツが完成しました!



guimauve_img.jpg
「しあわせの三塔ギモーヴ」


ギモーブ.jpg
「しあわせの三塔ギモーヴ」



polvoron2.jpg
「しあわせの三塔ポルボロン」




先日、神奈川県の黒岩知事の会見で発表をさせて頂きました。


5 (002).jpg


8 (002).jpg


横浜三塔(神奈川県庁、横浜税関、横浜開港資料館)を同時に見えるスポットをめぐると願いが叶うと言われています。

その伝説にあやかり、横浜市立大学の学生の感性を生かした「恋が叶う」をコンセプトにしたスイーツを開発しました。

ポルボロンはヨーロッパの伝統的なお菓子で、口の中でぽろっととろける間に願いを唱えると叶うと言われています。

このお菓子で多くの方に幸せが訪れることを願っています。


http://www.yokohama-cu.ac.jp/univ/pr/press/151112.html
(横浜市大ニュースリリース)

http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p977375.html
(神奈川県ニュースリリース)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151113-00005135-kana-l14
(Yahoo ニュース)

http://www.3yo.co.jp/contents/topics.html
(株式会社三陽物産 トピックス)


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

真葛香山 横浜美術館に行ってきました

みなさん、おはようございます。

先日、横浜美術館に行って参りました。



DSC01843.jpg




DSC01792.jpg





現在横浜美術館では、「横浜美術館コレクション展 2015年度第3期」として、2015年11月3日から2016年4月3日まで、歴代の宮川香山作品が約20点展示中なのです!

http://yokohama.art.museum/exhibition/index/20151103-459.html 
(コレクション展詳細)
http://yokohama.art.museum/static/file/exhibition/listofworks2015_3.pdf 
(出品リスト)




写真撮影が可能でしたので、どのような真葛焼が展示されていたのか、ご紹介したいと思います。




DSC01797.jpg




DSC01796.jpg




DSC01799.jpg




DSC01800.jpg




DSC01803.jpg




DSC01804.jpg




DSC01806.jpg




DSC01807.jpg




DSC01810.jpg




DSC01816.jpg





横浜美術館が収蔵している宮川香山作品を、一同に見ることができる機会は少ないですので、ぜひこの機会に足を運ばれることをお勧め致します!

その際は、横浜駅からまず、「宮川香山 眞葛ミュージアム」に立ち寄り「没後100年 初代宮川香山展」をご覧になられてから、徒歩でみなとみらいを散策しながら横浜美術館に向かわれるルートが特にオススメです(笑)



今日もブログを見て頂き、有難うございました。

眞葛 博士







p.s. 横浜の街中を、横浜市営バスと神奈中バスのフルラッピングバスが快走中です!


1.jpg





nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

番外編 以前のブログで、、、。

皆さん、こんばんは。

以前、このようなブログを書かせて頂いたのを覚えていらっしゃいますでしょうか?
→ http://kozan.blog.so-net.ne.jp/2013-07-08

そうです。二日間連続で、宮川香山 眞葛ミュージアムを訪れて下さった小松美羽さんについて書かせて頂きました。



RIMG5436.jpg




その小松美羽さんが有田で製作した作品(こま犬)が、なんとイギリスの大英国博物館に収蔵されたそうです。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20151106-00051205/
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20151124-00000069-nnn-int

「“異例の若さで”大英博物館に小松美羽作品」とテレビの報道などでも紹介されていました。

本当に素晴らしいことだと思います。



そして本日11月29日(日)、テレビ番組「情熱大陸」で、小松さんが特集されるということですので、ご興味のある方はぜひご覧頂ければと思います。

→ http://www.mbs.jp/jounetsu/2015/11_29.shtml




”狛犬”と言えば、実は、僕も大変な狛犬好きでして、特に平安・鎌倉期の”木彫り”の狛犬に関心があり、神社や博物館などにも良く足を運びます(笑)。

今から10年以上前になりますが、僕が骨董品に興味を持ち始めて、一番最初に手にした古美術品が、鎌倉時代の木彫りの狛犬でした。






FI2812_0E.jpg
狛犬(一対) 鎌倉時代 個人蔵






この狛犬は、鎌倉時代から何百年という年月を、その時代、その時代の持ち主にずっと大切にされて、奇跡的に今日まで存在してきているのです。

私が手にする前は、東京日本橋の海老屋美術店( http://www.e-ebiya.com/ )のお店の守り神として、長い間店主にかわいがられてきていました。

私にお譲り下さる際、店主が実際に狛犬の頭を撫でながら「いい子、いい子と、頭を撫でてあげたりして、大切にかわいがって下さいね」と言われていたのがとても印象的でした。

それ以来、僕も頭を撫でてあげながら大切にしてきています(笑)






前回のブログでは触れられていなかったのですが、小松さんが眞葛ミュージアムを訪れた際、その狛犬を見て頂いたところ、それはそれはとても喜んで下さいました。



RIMG5440.jpg



狛犬たちも、なぜかとても嬉しそうに見えたのを覚えています。



RIMG5442.jpg



この度は本当におめでとうございました。




今日もブログを見て頂き、有難うございました。

眞葛 博士




nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート
メッセージを送る